がんばってみる365のお題たち。
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3/19/痛いのはそっちのくせに(快新)
2007/03/19(Mon) 15:27:55
3月19日。
「…い。おい。」
「なんだよ…。うるせぇな。」 機嫌悪そうに新一はつぶやいた。 ある心地良い昼下がりのこと。 快斗は春休みなので毎日工藤邸に行っている。 本人は、「だって暇なんだもーんvv」とのこと。 「最近、新ちゃんぼーっとしてない?」 「新ちゃんって呼ぶなって、何度言ったら分かるんだよ。」 「はいはい。」 それを聞くなり、新一は目の前の本に視線を落とした。 ぼーっとしてるのは確かだ。 目の前の本に集中できない。 「それで……ぼーっとしてないの?」 「……別に、自覚はない。」 嘘をつく。 十分自覚してるし、何を考えているのかも自覚してる。 「じゃあ、 目の前に1ページも進んでない本があっても?」 「!!!」 「あたりでしょ。」にやっと笑いながら快斗が言う。 いえるはずがない。 目の前にいる人物……快斗のことを考えているなんて。 「別に、お前には関係ないことだよ…。」無理やり嘘をつく。 「じゃ、教えてvv」 「え?」 「関係ないことなら、別にいいじゃん。」 本当に俺は、嘘つくのが苦手なんだな。 「…。嘘、言ったでしょ。」 「……」 「俺に、隠し事?快ちゃん、悲しい~vv」 「……ぶりっ仔も快ちゃんもやめろ。」 「やめたら教えてくれる?」 教えられる、わけがない。 「別に、なんでもねぇよ。」 そういって、無理やり顔をそむけ、また本を読むふりをする。 「がんばれよ。」 快斗はそう言ったきり、何も聞いてこなかった。 あとがき> おそろしく無理やりですね。 というか、お題の「痛いのはそっちのくせに」が入ってない…。 最初っからこんな調子で365題コンプできるのでしょうか。 PR この記事にコメントする
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