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2024/05/18(Sat) 19:38:59
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3月22日。
お題挑戦第4日目。

道に迷ってるみたいで、不安
バーナサです。

注意!
「バーティミアス」という児童書のBLです。
知らない人、または嫌悪感を抱かれる方は、スルーしてください。

また、二次創作を知らない方は、興味本位でのぞかないでください。

2巻、プラハにて












「バーティミアス、本当にこの道であっているんだろうな。」

小僧のいらいらした声が魔法がしみこんだプラハの町に響く。
聞いているこっちまでいらいらしてくる声だ。

「ああ。間違いない。」
―――この前は間違いなく。
ただ、俺がいない間にどう変わったかは知らない。

「だったら何でこんなに歩いてつかないんだよ。」
ヒステリー度3割増。
確かに空は夕暮れ、まもなく太陽は沈む。
「お前が午後ののんびりした時に『銀のナイフが欲しい』なんて言うからだろ。」
「ロンドンで買ったら怪しまれるからここで買うだけじゃないか。思いついたらすぐ行動する。そんなの基本中の基本じゃないか。」
「基本中の基本?あー、エリートさんはすごいですねぇ。
だいたい、銀のナイフ買うのにジンが付き合うのは相当いかれてるからな。
何であんなもんが欲しいんだ?」
「お前には関係ない。」
そう言い捨て、すたすたと歩く。
俺はその後をのんびりとついていった。

「おい小僧、どこまで行く。ここだ。」
5分後。
俺は、銀加工店だったところの前で立ち止まった。
今はもう、見捨てられた古い家。
さびた看板に「古里銀加工店」の文字。
「やってないじゃないか。」
小僧がつぶやく。
「そんなの見れば分かる。」
「他の店はないのか?」
「ジンが銀加工店を知ってるだけで奇跡だ。」
「あ、そう。」

もう日は沈み、もうすぐ暗くなる。
日が沈んでから暗くなるまでの少しの時間。
俺が好きな時間だ。

「来て損した。帰る。」
せっかく案内してやったのにそれはないだろ。
俺の中の悪戯心に火をつけた。
「損はないと思うけど。」
「損に決まってるだろ。こんなとこ。」
「そう思うのはナサニ…」
「うるさいっ。」
うるさいといわれて黙る俺じゃない。
「エルだけだぜ。
じゃあヒント。
ここは大通りから離れた薄暗い路地です。
太陽はさっき沈みました。
人影は見えません。」

これで分からなかったら相当アホだ。
まぁ、思いつくといっても2種類思いつくが。

「え?」
小僧が興味を持って振り返ったそのとき。
俺は、ナサニエルの頬に唇をおとした。

真っ赤になるナサニエル。
これは見ものだ。

「バーティ…」
声にならない悲鳴をあげようとするナサニエル。
俺は、小僧を置いて逃げた。
「そういうことっ」
こりゃ、帰ったら針のむしろが待っている…・…かもしれない。



初めて、ラブラブ度高めです。
もう…これは…あまりにもひどすぎて…
ノーコメント…
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